野中佑基のリーダーシップ論(23) [心理学]

野中佑基
PM理論はリーダーシップをP能力(Performance;目標達成能力)とM能力(Maintenance;集団維持能力)の2つの能力要素で構成されるとし、目標設定や計画立案、メンバーへの指示などにより目標を達成する能力(P)と、メンバー間の人間関係を良好に保ち、集団のまとまりを維持する能力(M)の2つの能力の大小によって、4つのリーダーシップタイプ(PM,pM,Pm,PM)を提示し、PとMがともに高い状態(PM型)のリーダーシップが望ましいとした理論である。
 リーダーとメンバーの交換の質と量がLMX関係の質にとって重要であることから、リーダーのM能力をリーダーとメンバーの1対1のやりとりにおいてあてはまるようにした。つまり、高質条件ではM能力が高いリーダーになるようにし、低質条件ではM能力が低いリーダーとなるようにした。成果によって、リーダーへの評価は大きく異なる(三隅, 1976) ため、本研究ではP能力は中程度になるようにした。
 詳細は以下の方法で述べる。
野中佑基
目的
 リーダー-メンバー関係とメンバーの関係的自己観がリーダーシップの有効性に及ぼす影響について、リーダー行動を操作した上で検証する。
 加えて、PM理論と関係的自己観、LMXと文脈的パフォーマンス、LMXとグループの雰囲気との関連についても検討する。
以上、野中佑基のリーダーシップ論(23)でした。

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